リーが我が家にやって来た時、日齢が不明だった。
お迎え時、
「猫ミルク缶が3分の1になったら、離乳食を開始してね」
と教えてもらったけど、なんとなく不審感を抱く。
乳歯が生えているのに、まだミルクだけ???
ミーアキャットに関するサイト、ブログ、SNS から情報収集。
色々、情報を寄せ集めた結果、リーは生後1ヵ月~1ヵ月半ぐらいであると推定できて、飼育環境によってはとっくに離乳、固形物を食べている時期だった。
ミーアキャットの栄養素については、当然のことながら情報が乏しい。
タウリンだけは多く必要らしいという記述を見つけ、カリカリ(ドライフード)はキャットフードにしようと、ミーアキャットを飼う前から決めていた。
幸いにもうちのフェレットにはキャットフードを与えていたので、そのままミーアキャットに流用できた。
しかしですね……リーは全く食べ物に興味を示さず、猫ミルク+免疫スパンのミルクしか飲まない。
最初は当然、カリカリをふやかし。
潰したり、形を残したりと色々やってみる → 無視
ミルクにカリカリを一粒だけ入れて、ほぼミルクとして器やシリンジで与える → 無視
まさかと思い、カリカリのまま与えてみる → 無視
フリーズドライ! ふやかしでもそのままでも食べられるよ → 無視
もしかして、虫なら食べるかも?
いそいそとミルワームとコウロギ(共に乾燥)を買いに行き、与える → 無視
なんで、食べへんのじゃー。
「もしかして、虫は生じゃなきゃダメだとか……?(ちょー、それはムリ。まだ心の準備ができてない)」
「もしかして、『教育』を受けるミーアキャットは『何』を『どう食べる』か教えてもらわないとダメなのか!?(飼い主が教える? サソリの食べ方? (ヾノ・∀・`)ムリムリ)」
とすら考えて、絶望感でいっぱいになった。
ちなみに、ミルクは1回5~15mlを1日4~5回。
幸いにも体重は順調に増えていた。
歯が生えてるから、もらった 2.5mlシリンジの先なんてすぐに潰れちゃったし、5mlシリンジも数日しかもたなかった。
老フェレットを介護したときのシリンジが家に残ってたけど、結局使い果たして、新しく購入する始末。
ミルク中心のまま、茹でたささみや果物を与え、ドライフードを何らかの形で少しずつ食べさせること約2週間。
「飼い主が決めたフードを無理強いするのではなく、リーに選んでもらおう!(リーが食べなくてもカリカリ好きのフェレットが食べてくれるから無駄にならずに安心)」
という方針に変更。
というか、もっと早くに思うべきだったのかも……。
でも、まさか固形物を食べたことのないコが味にうるさいとか思わないじゃん……?
コンセプトの違うキャットフードを5種類購入。
『カッツフラッケン』がうちにあったフード。
「どれを与えようかな~」とドライフードを並べて床に置いといたら、フェレットがカミカミして袋に穴を空けてしまった。
「え~。これから与えるしかないじゃ~ん」
しかし、このフェレットのいたずらが功をなす。
むしろ、フェレットが、「コレ ガ 美味シソウ ヨ!」と教えてくれたのでは? と思うほどw
(実際にこのフェレットはこのフードが好きだったりする)
仕方なく、『ハロー』から与えてみることにする。
勢いよくガツガツ!
なんだ。
うちにあったフードが嫌だったのか~。
しかも、ふやかしも嫌だったというね……アハハ!
無関心すぎ~w
あとから分かったことだけど、どうも噛みやすい大きさ=小粒のフードがよかったみたい。
上部の画像だと、好んで食べたのは『ハロー(小粒)』と『ブルーバッファロー(超小粒)』。
そんなで無事に離乳に成功。
成長と共に、元々家にあったドライフードとフリーズドライフード含めて、何でも食べてくれるようになった。
今ではフリーズドライフード(『フィーラインナチュラル チキン&ラム』)がめっちゃ好物w
そして、食が細いことも判明。
この話はまた別の機会に。
この離乳の一件が、約6ヵ月の間で一番大変だったこと。
命に関わることだから、心配で心配で。
あれこれ調べて、あれこれ考えて、答えにたどり着くまでに時間がかかってしまったのに、それでもスクスクと育ってくれたことに逞しさを感じるばかり。
Wikipedia のミーアキャットの体長、体重の最小値をクリアしたときは、本当に嬉しかった。
もっともっと大きくなれよ~。